病院概要

大井病院の概要

※1 医療機能とは

2014（平成26）年より「病床機能報告」制度により、地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握が目的として、都道府県ごとに病院個別の病床機能データを提出しており、各病院の専門性に特化している機能のことであり、4つに分類されている。

1. 高度急性期

• 急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が高い診療を提供する機能。
  受傷や発症して間もないため、状態が不安定で専門性の高い治療を行う。

2. 急性期

• 急性期の患者に対して、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能。
  高度急性期は脱しているものの、症状や全身状態がまだ不安定のため治療していく必要がある。

3. 回復期

• 急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能。
• 特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頸部骨折等の患者に対し、ADL（日常生活操作）の向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能（回復期リハビリテーション機能）
  急性期を脱して状態は安定してきているが、まだ在宅や地域での生活できる状態ではないため、そのためのリハビリなどを行う。

4. 慢性期

• 長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能
• 長期にわたり療養が必要な重度の障害者（重度の意識障碍者を含む）、筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能
  急性期を脱しているが、継続した治療が必要状態であり、長期入院の患者が多い。

※2 地域包括医療病棟とは

高齢者の救急患者を受け入れ、急性期治療と同時に早期の充実したリハビリテーションを提供することで、患者の在宅復帰を推進することを目的とした病棟です。

※3 回復期リハビリテーション病床とは

急性期の治療が一段落し、早い段階から集中的なリハビリテーションをおこない、家庭復帰を積極的にはかることが目的の病床。脳血管疾患、骨折、神経や靭帯の損傷など、疾患ごとに回復期リハビリテーションの対象となる期間が定められている。