当院について

当院における倫理方針

当院における倫理方針

  1. 私たちは、患者様の権利に関するリスボン宣言※5及び医師の職業倫理指針※6を尊重して診療にあたります。
  2. 私たちは、終末期医療・脳死判定・臓器移植・宗教上の理由による輸血拒否等については、それぞれの関係法規、ガイドライン、看護者の倫理綱領に準拠して診療・看護にあたります。
  3. 私たちは、医療行為の倫理的妥当性が問題になったときには、院内医療倫理委員会において審議して方針を決定いたします。


※5 リスボン宣言とは

1981年9月/10月ポルトガル・リスボンにおける世界医師会第34回総会で採択された「患者の権利に関する世界医師会(WMA)」で採択された患者の権利に関する宣言のこと。
医師、患者、社会一般という3者間の関係は近年著しく変容して来ている。医師は常に自己の良心に従い、患者の最善の利益のために行動すべきであるが、患者の自律と公正な処遇を保障するためにも同等の努力を払うべきである。本宣言は医療従事者が是認し、推進すべき患者の主要な権利を全てではないが列挙したものである。

※6 医師の職業倫理指針とは

平成20年6月日本医師会「医の倫理綱領」より
医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、 人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。

  1. 医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に 努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。
  2. 医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、 人格を高めるように心掛ける。
  3. 医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。
  4. 医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。